こんにちは。裏・営業マンのbspです。
営業職の宿命は、社内と社外という「利害関係の異なる二つの板挟み」に合うことです。 社外(顧客)からは**「無理難題」を依頼され、社内(制作・事務・技術)へは「面倒な作業」**を依頼する。この二方向の人間関係をどう調整するかで、営業マンの寿命が決まると言っても過言ではありません。
私は多くの現場を見てきましたが、成果が出ない人には共通の「配慮の欠如」があります。
1. 「丸投げ」を「配慮」と勘違いしていないか
社外に対して愛想が良いだけの「外面タイプ」は、社内を軽視します。
- 顧客の曖昧な要望をそのまま社内に放り込む。
- 自分が受けたストレスを社内の人間にぶつけて発散する。 これは配慮不足以前に、**「自分の仕事を社内に押し付けている」**状態です。社内の協力が得られなくなれば、いざという時の融通が利かず、結果として顧客へのバリューも下がります。
2. 「できない」の裏にあるコミュニケーションの怠慢
一方で「社内ウケ」が良いだけのタイプは、顧客への踏み込みが甘い傾向にあります。
- 社内で「無理」と言われたら、代替案も考えずに即座に「できません」と回答する。
- 相手の意図を深掘りせず、表面的なヒアリングだけで済ませる。 これは、**「顧客の時間を奪う行為」**です。解決策を提示しない断り文句は、プロの仕事ではありません。
3. 営業にとっての「配慮」とは「想像力の先回り」である
「配慮」を単なる思いやりと考えてはいけません。それは、**「相手のコスト(時間・心理的負荷)を最小化する戦略」**です。
- 社内への配慮: 自分が情報を整理して渡すことで、相手の作業時間を30分減らす。
- 社外への配慮: 相手が社内決済を通しやすいよう、反対意見を予測した資料を添える。
「ありがとうございます」という言葉は大切ですが、それ以上に**「相手が気持ちよく動けるお膳立て」**ができているかが重要です。
結び:自分を助けるのは、自分の中の「配慮」
誰かに仕事をしてもらうことは、相手の命(時間)を削ってもらう行為です。 その自覚があれば、自ずと依頼の仕方は変わります。
社内から「あなたのためなら一肌脱ごう」と思われ、顧客から「あなたに頼めば安心だ」と言われる。この二つの信頼貯金が最大化したとき、あなたの営業成績は勝手に跳ね上がります。
まずは明日、社内の依頼相手に**「これ、進めやすいように整理しておきました」**と一言添えることから始めてみてください。景色が劇的に変わるはずです。

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